こんにちは!バトンが回ってきました。大島です。
最近のJFAのコーチ向け冊子に掲載されていた、フットサル日本代表監督 ミゲル・ロドリゴのフットサルの有益性についてのコラムを抜粋し専門用語を分かり易い言葉で紹介させていただきます。
サッカーとフットサルは足・頭を使う共通点以外は全く違うスポーツです。
しかしサッカーのおいての成長を補う部分もあります。
フットサルは狭いピッチで高いボールコントロールスキル・技術を要し、狭い中で行うために相手との間合いが近く、そのための感情的プレッシャーの中でのプレーも求められるものである。
技術面でのサッカーとの違いは、より高度に洗練されている必要があります。
それは1つのプレーのスピード、プレーヤーにとって判断要因となる状況変化の速度に対し、著しいスピードを求められるためで、それこそがフットサルがサッカーより知的なプレーヤーに育てる補完性を持つ部分なのです。
戦術面で言えば、スペースの創出と占有と言う概念が不可欠になっています。
スペースを無駄にすることは極めて少なく、ボールを持っていない時の動き(オフザボールの動き)はフットサルの鍵となっています。
もちろんサッカーでも求められますが、その点で未来のサッカー選手にとってオフザボールの動きを教えてくれる最高の補完ができます。
トレーニング面では「縮小したゲーム形式でのトレーニング」という捉え方ができます。
① 速いゲーム → 速く効率的な動きが求められる
② 速い判断 → ゲームインテリジェンス
③ ゲームを超高速で読み取り・解釈するメンタルスピード
④ 創造性、ファンタジー、想像力(特にシュート前後の局面)
技術的なトレーニングになる点
① ボールをチームで保持する(ボールポゼッション)→ 攻撃の組み立てにおける忍耐力、攻撃する側の変更(攻撃起点変更、展開)
② オフザボールの動き
③ フェイント
④ サポートの連続(パスコースを状況にあわせ作る連続性)
⑤ ライン間への顔出し(守備者間を通るパスを受けられるよう動く)
⑥ 特別な技術(足裏の活用、トウキック等)
以上 ~
JFAテクニカルニュースvol.40 フットサルとサッカー ~相互に必要としあう2つのスポーツ~ フットサル日本代表監督 ミゲル・ロドリゴ より抜粋、加筆
海外サッカーのスポーツニュースで解説者が、一流選手がボールの無いところで守備のマークをフェイントによって振り切り余裕を持ってパスを受け、ゴールに結び付けているシーンを取り上げているのをよく目にします。
現状の日本から見るとすばらしい技能のように思えますが、フットサルを真剣に行うに当たってはこの動作は日常です。
それだけフットサルは難しい条件の中で頭脳を駆使してプレーするスポーツだと言うことが導き出されます。
もちろん相手のレベルが上がればより高度なスキルが必要になるというだけで、フットサルは難しい・レベルの高いスポーツと考えなくてもいいんです。
今まで焦ってサッカーをプレーしていた子がフットサルを経験し、サッカーを「フットサルと比べたら時間的余裕はたっぷりあるよ」と言わんばかりに落ち着いてプレーできるようになる、自らボールへの関わりの重要性を感じて積極的になる、試合中の動き方が目に見えて変わったなどの変化をコーチとして体感してきました。
また、内容の有益性だけでなく、「楽しい・うれしい」に直結する得点が多く、ゴールまでの距離が近く多くの攻防が身近であることも子供たちにとってこのスポーツへのモチベーションへと繋がります。
少年、若者に必要なものがあります。
「情熱を注ぎ打ち込めるもの」
それにより、努力・自信・考える力・楽しみ・仲間・我慢できる心などを身につけて未来に羽ばたいていってくれたらうれしく思います。
我々大人は子供たち本人が「楽しい、やりたいと感じるもの」を見つけられるようにサポートしてあげるだけで彼らは育つ力を自ら開花させるとお思います。
次は永谷コーチの番です。